令和4年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」の実施について(厚生労働省より)

厚生労働省より周知依頼がありました。

昨年1年間の職場における熱中症の発生状況を見ると、死亡を含む休業4日以上の死傷者547人、うち死亡者は20人となっています。業種別にみると、死傷者数については、建設業128件、製造業85件となっており、全体の約4割がこれら2つの業種で発生しています。

また、死亡者数は、建設業、商業の順に多く、「休ませて様子を見ていたところ容体が急変した」「倒れているところを発見された」など、管理が適切になされておらず被災者の救急搬送が遅れた事例が含まれています。

入職直後や夏季休暇明けで明らかに暑熱順化が不十分とみられる事例、WBGT値を実測せず、その結果としてWBGT基準値に応じた必要な措置が講じられていなかった事例等も見られています。

ついては、令和4年の本キャンペーンを実施要綱(PDF)のとおり実施します。

このため、本キャンペーンを通じ、すべての職場において、「職場における熱中症予防基本対策要綱」(令和3年4月20日付け基発0420第3号)に基づく基本的な熱中症予防対策を講ずるよう広く呼びかけるとともに、期間中、事業者は①初期症状の把握から緊急時の対応までの体制整備を図ること、②暑熱順化が不足していると考えられる者をあらかじめ把握し、きめ細やかな対応をすること、③WBGT値を把握してそれに応じた適切な対策を講じることなど、重点的な対策の徹底を図ります。

令和4年についても、引き続き、職場のおける新型コロナウイルス感染症予防対策を行う中で、熱中症予防対策を講ずべきことに留意が必要です。

キャンペーン期間は、令和4年5月1日~9月30日までです。令和4年4月を準備期間とし、令和4年7月を重点取組期間とします。

詳しくは、こちら(厚生労働省ホームページリンク)をご覧ください。

 

令和3年職場における熱中症による死傷災害の発生状況(令和4年1月14日時点速報値)(PDF)

★参考サイト:「学ぼう!備えよう!職場の仲間を守ろう!職場における熱中症予防情報」(厚生労働省委託先リンク)