労災疾病等医学研究普及サイト「アスベスト」について

労働者健康安全機構では、労働災害の発生状況や行政のニーズを踏まえ、労災補償政策上重要なテーマや新たな政策課題について時宜に応じた研修に取り組んでおります。今回は「アスベスト」についてです。

アスベスト(石綿)関連疾患の労災認定件数は毎年1,000件前後となっていますが、その中にはほかの疾患との鑑別が困難なものや診断方法が特殊なものがあり、申請から認定までに時間がかかるものも少なくありません。こうした診断方法が難しいアスベスト関連疾患について、明確かつ簡易な診断方法・指標を確立し、より適切な治療・予防に役立てることを目的として、当機構では長年アスベスト関連疾患の診断等についての研究を行っています。

当機構では過去に明確な労災認定基準がない良性石綿胸水について、新たな認定基準を確立することを目的とした研究を行ってきました。

令和5年度からは、労災保険給付の迅速・適正化を図ることを目的とし、以下の項目を設定し研究を行っています。

①良性石綿胸水症例のびまん性胸膜肥厚への移行に関する研究

②良性石綿胸水診断基準策定のための前向き臨床研究

詳しい研究内容については、こちらをご覧ください。

 

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