化学物質のリスクアセスメント
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日時
2020年9月1日 火曜日
14:00~16:00
カテゴリー
講 師:兵庫産業保健総合支援センター 労働衛生工学担当 相談員 赤井橋 研一氏
内 容:労働安全衛生法による化学物質のリスクアセスメントは、平成28年6月1日、SDS交付義務の対象となる640物質、平成30年3月1日より新たに13物質が追加され、計673物質を製造・取扱うすべての事業場が、業種・事業場規模に関係なくリスクアセスメントの実施が義務付けられました。
対象は製造業・建設業のほか、清掃業、卸売・小売業、飲食店、医療・福祉業などが含まれ、「爆発・火災」「有害物質ばく露障害」「経皮吸収健康障害」リスクアセスメントが効率的・効果的に行えるよう、厚生労働省からは、種々のリスクアセスメント用支援ツールが公開されています。
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◎今回のセミナーでの説明のポイントは、
①厚生労働省版コントロール・バンディング支援ツール(液体・粉体作業・粉じん作業)
【ツールの概要】
・「英国安全衛生庁(HSE)が作成した、HSE COSHH essentialsなどに基づく、リスクアセスメント手法における考え方を踏まえた、大量(数kL、数トン)の化学物質取扱事業者から少量の化学物質を取扱う事業者まで、業種を問わず幅広い事業者が使用可能な簡易なリスクアセスメント支援ツール。
→最大の特徴は労働者の化学物質へのばく露濃度等を測定しなくても使用可。
【説明のポイント】
・ソフトを使用した入力方法と出力された結果解説
② CREATE-SIMPLE ver.2.2 改良型コントロール・バンディング支援ツール
【ツールの概要〈①の改良版〉】
・大量(数kL、数トン)から極少量(数mL、数g)まで幅広い化学物質取扱量に対応させた。
・選択肢から回答を選ぶだけで、より簡単にリスクを見積もることが可能。
・リスク低減措置の検討も支援しており、どこを改善すればリスクが下がるかが確認可能。
・厚生労働省版コントロールバンディングでは考慮していない作業条件(換気や作業時間、作業頻度など)の効果も反映。
・吸入による有害性リスクだけではなく、経皮吸収による有害性リスクや危険性についてもリスクの見積もりが可能。
【説明のポイント】
・ソフトを使用した入力方法と出力された結果の解説
・ツール改良箇所の説明(設計基準)
新機能として、米国NIOSHの手法などを踏まえたばく露限界値から算出した経皮ばく露限界値と取扱条件等から算出した経皮吸収量を比較する方法により、経皮吸収による有害性のリスクを見積もる考え方、作業条件(換気や作業時間、作業頻度など)の効果の見積方等の設計基準を説明予定。
対象者:産業医 事業主 産業看護職 人事・労務担当者 衛生管理者 労働者 その他(サービス業、建設業請負自企業現場代理人等初めての方の参加)
研修方式:講義
定 員: 15席(残り3席)
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